

空気階段・水川かたまり「NSC時代と、売れなかった頃の話をしようか」
<東京NSC17期の元吉本芸人・いけるか小机が、お客さんの前では決して漏らさない芸人たちの本音を引き出すトーク企画。それが“ソデバナ”だ。第3回目は、同期の空気階段・水川かたまりが、NSC時代の思い出や、相方・鈴木もぐらへの思いを語る——>
(’第1回 空気階段・水川かたまり「独占インタビュー」キングオブコント優勝までの誰も知らなかったホントの話はこちらをクリック)

初めて見た水川のコントの衝撃
2011年9月、僕が東京NSC(吉本総合芸能学院)に入学してから半年ほど経った頃のことだ。
その日はクラスの同期の前で漫才やコントを披露する「ネタ授業」があった。NSCのなかでも重要な授業のひとつで、書かれた順番にネタを見せることができるから、みんな競うようにホワイトボードにコンビ名を書きつける。
場は緊張感が漂っていた。「オレが一番面白い」と思っているヤツばかりなので、「他人のネタで笑おう」なんて雰囲気はない。