

KOC4度決勝進出のGAG福井が語る「コント界の大変化」
“ひくねと”(低くねっとりとした声)と称される独特のツッコミで知られ、キングオブコント決勝に4度進出した実力者でもあるGAG・福井俊太郎。現在、埼玉の大宮ラクーンよしもと劇場を中心に活動するユニット「大宮セブン」のメンバーとしても活躍中だ。
そんな彼は、今年のキングオブコントに何を思ったのか。大会に挑む姿勢が変わったターニングポイント、若い世代のコントユニットに感じること、東西のコントにおける見せ方の違いなど、コントにまつわる様々な事情について話を聞いた。

僕らとしては納得の結果…去年よりウケてるぐらいじゃないと通らない
――今年のキングオブコントは残念ながら決勝進出ならずでした。率直な心境をうかがえますか?
福井:例年ある準決勝2日間のうち、今年は1日目にあまり手応えを感じなかった。しっかり2日ともウケた人たちが決勝に行ったと思うので、ぜんぜん僕らとしては納得の結果です。去年までは、「ミスはなかったな」「やり切ったな」という感じがあったんですけど、今年はなかった。初日に「ちょっとよくないなぁ」という印象があったんですけど、改めてそういう反応がモロに響く大会だなと思いましたね。
――YouTubeチャンネル「GAG福井の『ひくねとチャンネル』」の中で作家のオノウエさんは、「会場の奥のほうまで笑いの圧が届いていた」とおっしゃっていましたよね。