

須藤早貴被告とは何者なのか
紀州のドン・ファン 知られざる壮絶生涯 – エピソード4
FRIDAY 事件ファイル「紀州のドン・ファン 知られざる壮絶生涯」
その瞬間は、突然訪れた。
2018年5月25日未明、紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏を長く取材してきたフライデーの記者のもとに、野崎氏の会社の関係者から連絡が入った。
「幸助さんが死んだ」――。
24日の夜10時ごろ、野崎氏の家で働いていた家政婦が、野崎氏が自室で亡くなっているのを発見したのだ。
世間を驚かせた資産家の突然の訃報は、当然日本中のメディアの関心を集めることに。77歳という年齢から「自然に亡くなったもの」と思われたが、なんと死因は「急性覚せい剤中毒死」。野崎氏に覚せい剤の常習性はなかったため、和歌山県警はハナから「事件」として捜査を始める。
25日の夜には、和歌山県警が野崎氏の家にやってきて、関係者の聴取を始めた。家政婦やドン・ファンの会社の関係者らも事情聴取に応じたが、最終的に和歌山県警が狙いを定めたのが、3か月前に結婚したばかりの新妻・須藤早貴被告だった――。
