取材･構成：青木直美（医療ジャーナリスト）&nbsp;19年4月に新制度　「遠・中」ピントレンズが保険適用で「老眼鏡からおさらばできる」<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2019-12-26-55_l.jpg?__cld_token__=exp=1725838939~hmac=9a1c346a881c1615118935633c4ce412d808e2ebdc333c5d964cd0687b34d80d" alt="保険適用で片目５万円　日帰り15分の「老眼手術」に希望者殺到" data-asset-id="8284"></figure>左目に２焦点の眼内レンズを挿入し馴染ませる荒井医師（右）。目の中の様子はモニター画面に映し出される「老眼は加齢現象なので、治ることはない」。そんな常識が’19年4月に登場した新しいレンズによって、変わりつつある。　このレンズは白内障の治療に使用され、手術を受けて眼内に挿入すれば、老眼の一部も一緒に治るのだ。老眼は同時に白内障を患っている場合がほとんど。しかもこのレンズには健康保険が適用されるので、レーシックのような高額な費用もかからない。老眼と白内障の治療に精通するクイーンズアイクリニック（神奈川県）院長の荒井宏幸医師が解説する。