プロ野球ドラフト会議2020 球界の未来を背負う投打のスターに肉迫 ドラフト会議直前に本誌に語っていた「本音」<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/403.jpg?__cld_token__=exp=1725837971~hmac=b1d18e2930ebcde2afb9f9409ef61b95dd6d15b4fd0814559bb233e3b98c1fc9" alt="" data-asset-id="68730"><figcaption>佐藤は187㎝、94㎏（足のサイズは30㎝）。大学No.１スラッガーであり、守備も巧みで、俊足強肩という大器。『ももいろクローバーＺ』の大ファン</figcaption></figure>４球団による競合の末、阪神の矢野燿大(あきひろ)監督が「交渉権確定」の当たりくじを引き当てると、2020年のドラフト会議の主役は、その瞬間、ほんの一瞬だけ、目に光るものを浮かべた。近畿大の大型野手・佐藤輝明は「12球団ＯＫ」の意向を表明していた。だが、仁川学院高校時代まで過ごした地元・兵庫の球団で、小学生時代にタイガースジュニアに選出されたこともある阪神こそ、意中のチームだったのだろう。会見では虎党を喜ばせる粋(いき)な言葉を口にした。

（ノンフィクションライター）

柳川悠二