ノーベル賞級の成果を上げたミスター・ブラックホールに“研究打ち切り”指令のワケ<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2020-04-02-49_l.jpg?__cld_token__=exp=1725839159~hmac=a8cb6d2267ad77c149d6dd2038e1a18a9869fc9b6abf2e7da36a6a8f54c51044" alt="ブラックホール撮像の本間所長が「左遷」　天文台執行部が嫉妬？" data-asset-id="5918"></figure>昨年10月、本誌の企画に登場した際の本間氏。今回、国立天文台にも取材を申し込んだが「現在対応協議中のため、取材をお受けできる段階ではありません」との返答だった　昨年４月。地球上の８つの電波望遠鏡を結合させた国際協力プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(ＥＨＴ)」が、史上初めて「ブラックホール」の姿を捉え、世界はわき返った。その偉業は、世界６ヵ所で同時刻に行われた記者会見で発表され、同プロジェクトの日本チーム責任者・本間希樹(まれき)氏(48)は「ミスター・ブラックホール」として一躍時の人に。ところが、１年後の３月27日、本間氏は自身が所長を務める国立天文台水沢VLBI観測所の公式サイトで、苦渋の発表をしなければならなくなった。