安倍首相は本当にわかっているのか！？<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/archive17535_2_l.jpg?__cld_token__=exp=1725837988~hmac=265b1b0818a60f115edfce629bbc66ba1c0905602257a5567d3113f30d4f96b1" alt="防衛省元幹部が告発「" data-asset-id="51558"></figure>昨年10月に行われた「観閲式」の様子。ことあるごとに、戦闘機、戦車などに搭乗し高揚の表情を隠さないPhoto:蓮尾真司　安倍政権の「集団的自衛権」行使を容認する閣議決定に先立って、6月26日、総理と全国会議員に意見書を出しました。元防衛官僚の私がこうした行動に踏み切ったのは、歴史が示す通り、安全保障政策は一度タガを緩めるとどんどんエスカレートしてしまうと思うからです。しかも安倍政権は、文官が武官を統制する「シビリアンコントロール」を骨抜きにしようとしています。これがなくなってしまったら、最悪の場合、軍のクーデターにまでつながりうる。軍部の暴走があった戦前がよかったと言っているようなものです。