銀座の一等地に「一室10平方メートルで300万円」のカプセルタワー<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/archive28577_2_l.jpg?__cld_token__=exp=1725838246~hmac=fe9b0eec377b0b289c67c9a9b42fda8cf90110399114af0855064109f19358ee" alt="銀座のカプセルタワー　黒川紀章の有名建築 「お湯が出ない!」で解体騒動 画像1" data-asset-id="50041"></figure>それぞれのカプセルが老朽化したら取り替え、タワーは250年間使えるようにするというのが設計の際の思想だった。が、実際に取り替えが行われたことはないPhoto:中村和彦<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/archive28577_3_l.jpg?__cld_token__=exp=1725838246~hmac=8785cd1b59c22ee9179791fda7e61c0ea9eb062426288db3a5bb2cf2bcc5c126" alt="銀座のカプセルタワー　黒川紀章の有名建築 「お湯が出ない!」で解体騒動 画像2" data-asset-id="50042"></figure>保存を求める住人。週末のみ生活をしており、部屋をイベントなどに貸し出すことも「一部の雨漏りがひどく、サビの混ざった水が天井から垂れてくるようになりました。アスベストが使われているという話も出た」(タワーのかつての住人)　造りつけの机、ベッド、ユニットバス、冷蔵庫などを詰め込んだ広さ10平方メートルの「カプセル」140個をボルトで固定し、タワーとして一体化したビルが、東京・銀座にある。建築家、故・黒川紀章氏の作で、建築の常識を破った世界的に有名な「中銀（なかぎん）カプセルタワービル」(’72年竣工)だ。