

フジテレビ凋落 人と組織はこうしてダメになる
何をやっても失敗する、過去の3冠王。
現役局員、OB、関係者の証言で
「絶頂からの転落」を徹底検証

広告需要が伸び悩み放送収入は減少したが、オフィス賃貸業が復調し、’14年度決算は増益が予想される
Photo:中村和彦
フジテレビの視聴率低下が、止まらない――。
今春からスタートした夕方の報道番組『みんなのニュース』(報道局制作)は、常に民放4位で推移。フジテレビの代名詞だった若者向けドラマでは『戦う!書店ガール』が視聴率1ケタ、月9の『ようこそ、わが家へ』も10%台前半と振るわない。唯一"他局と戦えて"いる『めざましテレビ』、『とくダネ!』を制作する情報制作局も、社運を懸けた新番組『直撃LIVE グッディ!』が平均視聴率2%台で推移、4月20日には1.7%にまで落ち込んだ。