

危機のワタミが復活を期す 「カメレオン化」作戦
介護事業売却と185店舗閉店で「時間を買った」

社業の不調を受け、渡邉氏はフェイスブック上で「『今より幸せ』を信じて下さい」とメッセージを発信した

今年3月就任の清水社長はワタミを「徹底的に普通の会社にする」と宣言
10月某日の「坐・和民」池袋サンシャイン通り店。9月24日からスタートした"秋の季節メニュー"には「サーモンステーキとイクラの秋色親子丼」(890円)、「秋味きのこのチーズつくね」(490円)など、季節感を押し出したメニューが並ぶ。昨年4月に行った15%の平均単価値上げが顧客の不評を買って、今年4月に再び値下げ。各メニューの料金は1000円以下に設定されている。だが、20時台という時間帯にもかかわらず全250席を超える大型店舗に客はまばらで、カップルや少人数のグループが目立った――。