

福島第一原発作業員が告発する 大量被曝とピンハネ
過酷な現場で 今年はすでに3人が死亡

疲れはて床にザコ寝する作業員たち。作業員同士にほとんど会話はないとか
「廃炉作業の現場で、下請けの作業員は大量被曝(ひばく)しているだけでなく金銭的にもしいたげられている。イチエフで働き、実情がよくわかりました」
こう訴えるのは、今年2月から福島第一原発(イチエフ)で働いていた48歳のA氏だ。A氏は、原発プラントを製造する東芝の2次下請け企業と契約。仕事は原子炉3号機内にたまった水をくみ上げるためのモーターや電源の設置で、作業は過酷だった。