

リオ五輪「涙と友情のライバル物語」
必読!
日本代表メダル候補6人の
知られざる秘話
レスリング
吉田沙保里(53㎏級)
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伊調馨(58㎏級)

’07年の代表合宿で肩を組む伊調(右)と吉田(中)。ロンドン五輪後、階級が見直され、吉田は53㎏級、伊調は58㎏級の代表となった

ノーモーションの高速タックルは健在。吉田は’14年に父を、伊調は母を亡くした。特別な想いでリオに臨む
吉田沙保里(33)と伊調馨(かおり)(32)はかつて、同じ56㎏級で戦い、全日本女子選手権で2度、対戦している。
最初は’00年、吉田が高3、伊調が高1のときだ。2度目はその1年後。結果はいずれも、吉田の判定勝ち。ただ、この年代での2学年差は大きく、関係者は「実力的にはほぼ互角」と見ていた。