

東京五輪を目指す「美しき鉄人」ヘンプヒル恵 「圧倒的な肉体」
陸上女子七種競技のヒロイン

ケガから順調に回復。瞬発力の高さが彼女の持ち味で、ハードルや走り幅跳びで他の選手を引き離した。168㎝
100mハードル、走り高跳び、砲丸投げ、200m走、走り幅跳び、やり投げ、800m走を2日間で行う「女子七種競技」。その過酷さから、勝者は「クイーン・オブ・アスリート」と称される。
7月26日に閉幕した陸上・東京選手権でその栄冠に輝いたのは、アメリカ人の父と日本人の母を持つヘンプヒル恵(めぐ)(24)だ。美女アスリートとしてメディアにたびたび取り上げられてきた彼女は、日本歴代2位の記録を保持する実力者。だが、’17年に左膝の靱帯を断裂、昨年は足首を故障し、2ヵ月間も競技を離れていた。
大会を取材したスポーツジャーナリスト・折山淑美氏はこう語る。