舞の海から宇良、石浦まで。俊敏な動きと多彩な技で魅了する17年ぶりに4横綱となった’17年の大相撲。取組を一層面白くしているのが、身体の小さい小兵力士たちだ。その見どころを能町みね子さんがあますところなく語り尽くした。<h2>いまもっとも注目の小兵力士、伝説の一番、これから注目の力士を 「能町みね子」が語る！</h2>宇良十両以上では1952年以来の決まり手『たすき反り』<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2017-08-01-9_l.jpg?__cld_token__=exp=1725839810~hmac=ca26c33ef92afb1c0cfe4f2ce7dd890b18dba1582fcbd829e13b9f68274de858" alt="相撲界を盛り上げた小兵力士列伝" data-asset-id="36052"></figure>相手の脇を取り、かついだ格好から足を取って後ろに反り倒す技。1955年に現在の決まり手が定められてから初めて出た大技　稀勢の里（30）が横綱に昇進し、19年ぶりに日本出身横綱が誕生した2017年。再び相撲ブームが訪れています。4横綱はもちろんですが、いま注目は進境著しい小兵力士たち。彼らがいることで、相撲界全体が実に面白くなっています。