

連載 斉藤和巳の「エース脳」マウンドから見たドラマの裏側 第63回 速球も変化球も殺す「マウンドの違い」

2段モーションを指摘された影響で球威が落ち、痛打を浴びてKOされた菊池(8月24日のソフトバンク戦)
8月24日のソフトバンク戦の初球でした。真っ直(す)ぐで空振りを取った後、西武の菊池雄星が2段モーションを指摘され、その後、3回7失点と崩れました。NPBの友寄(ともよせ)正人審判長との話し合いで疑問点を確認し、投球フォームを修正するようですが、パ・リーグナンバー1の防御率を誇る左腕でも、簡単にはいかないでしょう。