

夢の乗り物が現実に! 空飛ぶクルマが日本を変える!
トヨタ自動車をやめて、独立。6年かけて、有人飛行に成功

空飛ぶクルマの開発は、国際的な競争が激化している。「強みの一つはコンパクトさ。乗用車2台分の駐車スペースがあれば発着できます」(福澤氏)
「未来の乗り物」を作っている施設は、愛知県豊田市足助(あすけ)地区の曲がりくねった山道を越えた先にあった。プレハブ小屋や仮設式のトイレが並ぶその場所は、建設現場の事務所といった風情(ふぜい)で、お世辞にも最先端の施設には見えない。だが、駐車場には乗用車と並んで、空飛ぶクルマ「SD−03」が停められていた。
8月25日、同機は人を乗せて2mの高さまで浮上し、時速4㎞で屋内試験場を4分間旋回。日本で初めて公開の場で、有人飛行試験を成功させてみせた。
同機を開発した「SkyDrive」代表の福澤知浩氏(33)がこう話す。