世界に誇るニッポンの偉人に密着　ゲノム研究の世界的権威が示す日本の医療の未来<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/media2018-07-26-74_l.jpg?__cld_token__=exp=1725840752~hmac=aff4afa246e68375e1625dc6226745f9a45e1bf6802a96e1e00e3559d3dd3ecb" alt="ノーベル賞に最も近い医師　中村祐輔　人類ががんを克服するときがやってきた" data-asset-id="23560"></figure>中村医師の新天地となる、がん研究会（東京・江東区）にて。米国から帰国後も分刻みのスケジュールだ　暑さ厳しい6月中旬、見るからに重そうな荷物を抱えた男性が、少し疲れた表情で成田空港の到着ロビーに現れた。両手には重量感のあるスーツケース。背中には大きなリュックを背負い、チェックのシャツにジャケットというラフな出で立ちだ。出迎えた筆者に気づくと、ふっと表情が緩み、「シカゴと暑さはそう変わらないけど、この湿度の高さは身体に堪(こた)えるね」と屈託のない笑顔を見せた。