

認知症から逃げるには週に3回カレーを食べよう
日本一のドクター・遠藤英俊医師に密着インタビュー&「予防食」リスト付
取材・構成 青木直美(医療ジャーナリスト)

遠藤医師は、病院の老年内科部長と長寿医療研修センター長を兼務。老年内科は高齢者を総合的に診療する内科だ
愛知県大府(おおぶ)市にある国立長寿医療研究センター。筆者が日本の認知症治療を牽引する同センターの老年内科部長・遠藤英俊医師(64)の自室に入ると、整然とした部屋の中にレトルトカレーがズラリと並ぶ専用ラックが。食べ終わった空き箱も、未開封のものと一緒に保管されている(2枚目写真)。認知症研究のトップドクターとカレー。一見すると、まるで無関係のような組み合わせだが――。