

甲子園秘話 金足農業の吉田輝星投手「注目された方がテンションが上がる」図太いメンタル

準決勝で日大三高に勝利した後、宿舎で「侍ポーズ」を決める吉田。この時点で、749球を投げ切っていた
その瞬間、甲子園球場全体が地響きのような拍手と歓声に包まれた。
8月21日の大阪桐蔭戦、1回裏が始まると同時に、金足農業・吉田輝星(こうせい)投手(17)が「侍ポーズ」を披露した。侍が刀を抜くときの動作を彼が決めると(上写真)、観客は大興奮。だが、彼にとって"ルーティン"であるこのポーズを取ることは、準決勝前に「非礼だ」と大会本部から禁止されていたのだ。