

自動車ドロボー「盗難バスターズ」が明かす窃盗犯退治(秘)テク
攻撃に備える「マイカー防衛術」

加藤電機の加藤社長。大学院では電子工学を学ぶ。社用車が次々に車上荒らし被害に遭ったことをきっかけに、自動車防犯事業を立ち上げた
「以前は車の盗難が若者の個人犯罪であるケースが多かったのですが、現在は暴力団などの反社会勢力が組織の収入源としています。盗難車は警察にスグ見つかってしまうので、国内ではあまり流通しません。盗んだ車は直ちにコンテナで海外へ輸送されるか、日本で解体して東南アジアやロシア、遠くはアフリカ諸国で販売されるんです。現地に行くとガレージに日本車のパーツが山積みされ、日本のナンバープレートをつけたまま走っている盗難車もよく見かけます。性能の良い日本車は正規ルートでは価格が高いため、盗難車のニーズが大きいんです」
こう話すのは、前出の「加藤電機」加藤学社長だ。