2019年、お笑い界に若手の「第七世代ブーム」が押し寄せた。そんな中で頭角を現したコンビが、かが屋の加賀翔と賀屋壮也だ。下馬評通り、最注目のコント師として「キングオブコント2019」の決勝に進出。当時審査員だったバナナマン・設楽統から高い評価を受けた。あれから3年――。2020年は加賀の療養期間と重なり不参加、昨年は準決勝敗退と苦渋を舐めた。後続の芸人も続々と登場する中、彼らはどんな思いで今年の大会に臨むのか。昨年の大会を見て感じたこと、コントユニットの実情、現時点でのライバルなど、2人の率直な思いを聞いた。<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2022/08/cbadb77cf88e2f91fd8ee1f9fc873bfa.jpg?__cld_token__=exp=1725837949~hmac=8c2c9d800daefec9ea2d9ef9f73832869b60a882ecdf4232f1d20f9337755a49" alt="" data-asset-id="128111"><figcaption>「第七世代ブーム」の中で頭角を現したコンビ「かが屋」の加賀翔（写真左）と賀屋壮也（同右）（撮影：スギソー）</figcaption></figure><h3>2019年の大会は“飢え”が足りなかったかもしれない</h3>――「キングオブコント2019」のファイナリストになってから約3年が経ちました。当時はかなり注目されていたので、プレッシャーも大きかったんじゃないですか？加賀：プレッシャーありましたね。事前番組とかで、たしか1位？賀屋：1位かどうかわからないけど、その番組でジャルジャルさんが“気になる若手”みたいな感じで名前を挙げてくださったのをすごい覚えてます。ビビりましたね、だいぶ。「二人とも顔が面白いんです」みたいなこと言ってくださって。

フリーランスの編集／ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。2021年4月に『志村けん論』（朝日新聞出版）を出版。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中。http://s-akira.jp/

鈴木旭

取材・文

スギゾー

撮影

2019年、お笑い界に若手の「第七世代ブーム」が押し寄せた。そんな中で頭角を現した、かが屋の加賀翔と賀屋壮也。あれから3年。2020年は加賀の療養期間と重なり不参加、昨年は準決勝敗退と苦渋を舐めた。