<h2>気付いたら終わってた今年の「キングオブコント」</h2><p>キングオブコント決勝に2度進出した実力者で、腹話術人形“ふくちゃん”を操る芸人としてもお馴染みのゾフィー・上田航平。2019年からは事務所の垣根を超えたコントユニット「コント村」をスタートさせるなど、若手をけん引する存在としても知られている。</p><p>そんな彼は、今年のキングオブコントをどう見ていたのか。初参加となる2014年からの大会の変遷、若い世代のコントユニットが同時期に多発した理由、今思い描いている壮大なビジョンまで、上田の知るコント事情について幅広く語ってもらった。</p><figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2022/07/4ae0465f96b26a00ad0650b413c0b35a.jpg?__cld_token__=exp=1725839258~hmac=f12475a5945fc770cd5765f60cb6c101ef64125c12291ada2f522ca8b4a80cc8" alt="" data-asset-id="123747"></figure><h2>空気階段は、1本目のネタを見終わった後に「優勝だな」って</h2><p>――今年のキングオブコントは残念ながら準々決勝で敗退。率直な心境をうかがえますか？</p><p>上田：今まで奇跡的にずっと準決勝までは行けてたから、ずっと落ち込んでましたね。相方が濃厚接触者になっちゃって、動画審査っていう形だったからライブ会場にも行ってないし。「ウケたのに」とか「ウケなかったからなぁ」っていうのもなくて、気付いたら終わってた感じなんですよ。&nbsp;</p><p>今までは準決勝終わってから結果が出て、2、3週間で決勝じゃないですか。それが今回はヘコむ期間が長過ぎて、何とも言えない気分になりました。でも、テレビで決勝戦を見たらめちゃくちゃ面白くて、「あ、面白いは悔しさに勝るんだ」と思って。それから、やっぱあそこに立ちたいし、今後もコントを作ろうって前向きな気持ちになりました。</p>

鈴木旭

取材・文

スギゾー。

撮影