松本まりか スキャンダラス・セクシー (動画付き)

話題のドラマで愛憎劇を怪演した本格女優が、柔肌を魅せた

「内からこみ上げる想いを、役としてそのまま表現したい」

そう彼女は言った。

数々の難役をこなし、各シーズンで確実に爪痕を残す、 今注目度No.1の演技派女優だ。

「お芝居は"嘘"の世界だけれど、 私のやりたいお芝居は、その嘘の中で嘘をつかないこと。 まだまだ未熟者ですが、ありのままに湧き上がる感情を、 見てくださる方に届けていけたら」。

グラビアの撮影で、 彼女は自由に表現した。 まるで少女のように無邪気に笑い、 妖女のように誘い、 天女のように美しく揺れ、そこには風が吹き、 光を集めた。 まさに今、 新風をおこしつつある彼女の女優としての生き様が、 写し出された。

お芝居しているときが、いつだって一番楽しい時間

意外にも、中学生の頃は本誌の熱心な読者だったそう。「多感な時期の私にとって、フライデーのスクープは刺激的で。ドキドキしながら読んでいました。子供ながらに、ちゃんと取材をして記事が書かれていると、わかっていたんでしょうね。この仕事を始めてからは、『自分のプライベートがフライデーの記事にならないようにしないと』って思ってました(笑)

15歳で芸能界入り。今年で19年目になる。コンプレックスを抱えた時期も、もちろんあった。

「20代の若くて一番いい時代を、ずっと混沌とした気持ちで過ごしていました(苦笑)。自分の中でうごめく感情を、お芝居で発揮することができなくて、すごく苦しかった。でも、不思議と『辞めよう』とは思わなかったです。お芝居の仕事があると、その瞬間だけは、生きているどんなときよりも"楽しい"と思えたから」

励ましてくれる友達に恵まれたから、今までなんとかやってこれた

昨年、33歳のときに金曜ナイトドラマ『ホリデイラブ』の井筒里奈役が、女性視聴者を中心に"あざとカワイイ!"と話題になった。以来、女優としてのオファーが殺到。現在も、三浦春馬主演の連続ドラマW『ダイイング・アイ』(WOWOWプライム)では、主人公の恋人役を、妖しくかつリアリティたっぷりに演じている。

「『ホリデイラブ』の里奈役には、すごく救われました。ドラマのオファーをいただいたときに、『出会った!』って、恋に落ちた瞬間みたいでしたね(笑)。最初から滅茶苦茶イメージが湧いて、力まずに演じられて。"表現"って、力が抜けるといきなりポーンて飛べることがあるんです」

この快進撃の前年、彼女はある舞台に出演している。小規模な作品ではあったが、「どうしてもこの舞台に出たい!」と思い、オーディションを受けた。

「たまたま舞台を、『ホリデイラブ』のプロデューサーさんがご覧になっていて、あとで、『起用のきっかけのひとつになった』と教えてくださいました。何かに迷ったとき、心が突き動かされるものに誠心誠意取り組むと、次に繋がることがあるんだって、学びました」

長いキャリアの間で、多くの友人達に支えられてきたという。

「性別や年齢問わず、フライデー世代の親友も! 『この人の人生をもっと知りたい』と感じた人とは、大体仲良くなれるんです」

そう言いながら、愛嬌たっぷりに微笑んだ。

Marika Matsumoto 34歳
T160 東京都出身。
’00年テレビドラマ『六番目の小夜子』で女優デビュー。
ドラマ、映画、舞台などで活躍。昨年、金曜ナイトドラマ『ホリデイラブ』で、平凡なサラリーマンに不倫を仕掛ける「あざとカワイイ」井筒里奈役が話題に。
’18年8月に発表された「Yahoo!検索大賞」において、「松本まりか」が女優部門の中間発表で上位3位に入る。
’19年は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019で「ニューウェーブアワード女優部門賞」を受賞。
現在、テレ朝スペシャルドラマ『離婚なふたり』(前編:4月5日、後編:4月12日放送 23:15〜0:15 ※一部地域を除く)、三浦春馬主演のWOWOW連続ドラマW『ダイイング・アイ』(土曜22時〜)に出演中

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  • 撮影黒沼 諭

  • スタイリスト長張貴子

  • ヘア&メイク信沢Hitoshi

  • 取材菊地陽子

  • ムービー撮影河辺 諭

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