

高倉健が最後に愛した女性 手記に書かれた“2人の17年”の違和感
健さんの最期を看取った小田貴月さんが手記を出版。記されたエピソードには不自然さが

2011年に遺作となった映画『あなたへ』の撮影で富山を訪れた際の高倉健。11月10日で没後5年となる
「一読して思ったのは、『高倉健、その愛。』という書名にもかかわらず、高倉健と小田貴月(たか)という二人の間に全然"愛情"を感じないということ。健さんの発言として出てくる言葉は『あれをしてほしい、これをしておいてくれ』という注文か、回想です。発言は常に一方通行で、愛情ある相手との"会話"とは到底思えない。まるで健さんのインタビュー記事のまとめを読んでいるような印象を受けました」