

香港デモは新時代の戦争 銃より効果大「親族の顔晒し」という攻撃
大きなダメージを与えるのは、銃や火炎瓶より、「サイバー攻撃」

10月下旬、香港郊外の元朗駅付近。デモを鎮圧しに来た警官隊と一般市民が、激しい口論を繰り広げていた
銃や催涙(さいるい)弾で攻撃を加える香港警察。デモ隊は、傘を盾に火炎瓶で応酬する。町中で火の手が上がり、物が焼け焦げたような臭いが立ち込めている――。
11月中旬に入り、香港内では冒頭のような衝突が相次いでいる。デモ隊が立てこもる香港理工大学では、警官隊が突入し多数の逮捕者が出た。
だが、これは香港で起こっている戦いの一部分にすぎない。いま、デモ隊、中国当局側双方が最も力を入れているのは、ネットを使用したサイバー攻撃だ。