

戦火のアフガニスタンで国際テロ組織「アルカイダ」が復活する
反政府武装勢力タリバンが全土を制圧して政権が崩壊
米軍不在の混迷の中でこれから起こりうる最悪のシナリオ
「主要都市が1週間で陥落したことは予想外に迅速で、我々の比類なき勝利だ」
アメリカ軍の完全撤退の開始に端を発した反政府武装勢力タリバンのアフガニスタン侵攻。8月15日に首都カブールを制圧すると、冒頭の公式声明を世界中に発信し、さらに『アフガニスタン・イスラム首長国』の樹立を宣言する見通しだ。現地在住のジャーナリスト・安井浩美氏は陥落当日のカブールの様子を明かす。