

岸潤一郎「消えた天才」と呼ばれたオトコはいかにして復活したのか」
高1夏から4度甲子園に出場した超名門・明徳義塾の元主将だが、大学3年で野球をやめて、一度は表舞台を去った
一度潰(つい)えたチャンスが再び巡ってきたのは奇しくもチームがコロナ禍に見舞われ、離脱者が多く出た6月のことだった。
「ラッキーでした。開幕を一軍で迎えましたけど、結果が出ずにファームに落ちて、そこでも結果が出ていない時でしたから。期待はされていないやろと開き直ったのが良かったのかもしれないです」
プロ2年目の今季、公式戦中断時で25試合にスタメン出場を果たしていた西武の外野手、岸潤一郎(24)はタナボタのチャンスに必死で食らいついている。