五輪バスの実態を運転手が証言　どこがバブルなのか

ワクチン接種もPCR検査もなし　
70歳以上の高齢者もいるが宿泊施設に箱詰め状態

「五輪バスの運転手の多くが、ワクチン接種を受けていません。PCR検査も同様に受けていない者がいて、実際、私はまだ一度も検査を受けていない。そんな運転手が大半なんです。それだけ人手が足りてないということです。こんな杜撰(ずさん)な状態だと、クラスターが発生するのも時間の問題でしょう」

東京五輪でメディアバスの運転手として働く神田良男さん（仮名・70代）はこう嘆息する。神田さんは、メインプレスセンターがある東京ビッグサイト（江東区有明）と世界中から訪れた関係者の各宿泊施設を繋ぐ送迎を行っている。