

「人災」との声も…静岡・熱海土石流災害 人が、町が消えた
現地ルポ
土石流の起点には造成のための盛り土があり「人災」との声も
「目の前で家が流れていった」「悲鳴を最後に電話が切れた」
「朝9時半頃、頭のすぐ上を飛行機がかすめるような轟音がしたのです。かなりの雨が降っていたので、『なんでこんなに飛行機の音がするんだろう』と思いました。しばらくすると『ガラゴロドシン』といままで聞いたことがない音を立てながら、山のほうからものすごい量の土や泥のかたまりが『ドドドドド』と迫ってきたのです」
そう語るのは、土石流の発生現場付近に家があった50代男性だ。