

紀州のドン・ファン怪死事件 黙秘を続ける被告の「本性」と「狙い」
現地取材で見えた事件のウラ側
命日を迎えて墓参した、故・野崎幸助さんの実兄が胸中を独占告白
19歳当時の詐欺容疑で再逮捕された〝渦中の未亡人〟
5月24日は、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家・野崎幸助氏(享年77)の命日である。変死から3年。元妻の須藤早貴被告(25)は殺人と覚醒剤取締法違反の罪で命日の5日前に起訴された。和歌山県田辺市にある墓所に、当日線香を上げるために訪れたのは、野崎氏が経営していた会社の役員だった男性一人だけ。実に寂しいものだった。
「マスコミがいそうだから、命日には行きませんよ」
実兄である野崎豊吉さん夫妻は前日に墓参を済ませていた。