

見えない恐怖で価格5倍 日中韓で繰り広げられる「マスク争奪戦」
中国ではフィルター機能なしのニセモノも登場し、“闇市化”。日本国内は24時間体制で製造するも需要に追い付けず

外国人観光客に人気のスポット、浅草・雷門前で記念写真を撮るカップル。男性の高機能マスクには、排気用バルブがついている
「これまで韓国人は、中国人や日本人のように人前でマスクをする習慣がありませんでした。ところが、新型肺炎の騒動でたちまちマスクが売り切れ、今では通常の5倍の値段でも手に入りません。政府はマスクを不当に買い占めた場合、懲役2年以下の刑に処するとしていますが、効き目がありません」(在ソウルジャーナリスト、イ・ミンジュ氏)