

博報堂やめてプロレスラーになった慶應ボーイの夢

170㎝、83㎏とレスラーとしては小柄ながら、トップロープから飛んで決めるボディプレス「ソルティースプラッシュ」はド迫力だ
Photo:濱崎慎治
「リング上だけが、本当の自分をさらけ出せる場所なんです。お客さんの前でライトを浴びて……。一度味わってしまうと抜け出せない快感ですね。この非日常の世界で生きたかったんです」
うっとりと語るのは、プロレス団体、ユニオンプロレス所属の三富(みとみ)政行(24)だ。中学時代から大のプロレスファンだった三富は、慶應大では学生プロレスに打ち込み、潮吹豪のリングネームで「ミスター学プロ」とまで呼ばれた。