

東電株主総会で社員とモミ合い転倒→搬送された株主の怒り
數土会長は無視して議事進行

転倒した堀江氏。左腕と左手の甲には、今でもアザが残っている(木村結氏提供)
「東電は、電気の安定供給のために経営効率を優先し、福島第一原発の事故を招いた。そのことは認めているのに、なぜいま再び、安定供給のためにと、柏崎刈羽原発を再稼働するのでしょうか」
6月26日に行われた東京電力の株主総会。午後一番に質問に立った株主の会社員、堀江鉄雄氏(66)は、マイクを前に、議長を務める數土(すど)文夫会長はじめ壇上の東電経営陣に切々と訴えていた。