

故障を乗り越え、785日ぶりの白星復活 斎藤佑樹 一度は覚悟した引退とマー君への思い

理想は「速球をコーナーに、変化球を低めに集めるテンポのいい岩隈(久志)さんのピッチング」だという
「少しはホッとしましたよ。でも、勝てたのはたまたま。あんなピッチングでは……」
日本ハムの二軍施設のある鎌ケ谷で斎藤佑樹(26)は怒っていた。右肩関節唇損傷で長期離脱してから785日ぶりの白星。さぞ喜んでいると思ったのだが……。思えばここ数年、斎藤は怒ってばかりだった。好青年キャラの彼が夕刊紙記者に声を荒らげたこともあった。