

坪井智哉 「引退直前、イチローとNYで語り尽くしたこと」
阪神で大活躍、アメリカに渡った"振り子打法"の先駆者

今季プレーしたペンシルベニア州のバーンストーマーズで。過去には仁志敏久、現在は渡辺俊介が所属している
「イチロー(40)や新庄(剛志、42)さんなど、多くの人からメールをもらいました。『オマエと一緒に野球ができてよかった』と。とくに同い年のイチローには、公私ともに世話になりました」
8月15日に引退を表明した坪井智哉(ともちか)(40)は、しみじみと語る。
PL学園、青山学院大、東芝とアマのエリート街道を歩いた坪井が、ドラフト4位で阪神に入団したのは’98年。低迷していたトラの1番に定着し、1年目で3割2分7厘を打った。辛口のノムさん(野村克也氏)をして「天才」と言わしめた〝振り子打法〟の先駆者である。