

人類を変える 第二のジョブズ イーロン・マスク氏はどこまで本物なのか
テスラモーターズCEO&ロケット開発企業CEO。火星移住計画も発表

’10年にテスラがナスダックに上場したときのマスク氏。取引所前にロードスターで乗りつけ話題を呼んだ
いま、ひとりの起業家の言動に世界が注目している。EV(電気自動車)企業テスラモーターズ、ロケット開発企業スペースXなどでCEO(最高経営責任者)を務める、イーロン・マスク氏(43)だ。
「いよいよ今晩から『モデルS』が日本の公道を走ります。この車には、パナソニック製のバッテリーなど〝日本の心〟が入っています。日本がアメリカ、中国に次ぐ大きな市場になることを、私は期待しています」
9月8日に来日したマスク氏は、一台約800万円のテスラ製EVをそう売り込んだ。モデルSは最高速度200km/hで、一回の充電で約500km走行可能。すでにアメリカでは大ヒットを記録しているが、このほど東京・六本木にテスラ製EVの急速充電スタンドをオープン。翌日、マスク氏は官邸で安倍晋三首相(60)と会談した。