空から岩が落ち、熱風が襲い、火山灰で人が埋もれていく 山頂にいた生存者が恐怖を語った<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/archive26002_2_l.jpg?__cld_token__=exp=1725839855~hmac=568bb54ac030034b2461f65b164d4b5e6bd34471f3f03567cd3028304957864f" alt="御嶽山噴火！ そのとき何が起こったのか 画像1" data-asset-id="50465"></figure>9月28日、負傷者をヘリで救助する自衛隊員。深く降り積もった火山灰、継続する火山活動や有毒ガスなどのため、二次災害の危険もPhoto:共同通信社<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/archive26002_3_l.jpg?__cld_token__=exp=1725839855~hmac=887a547ca6972866cec745408133057f3c90c5330c1c9b46bf27e1469e9e9406" alt="御嶽山噴火！ そのとき何が起こったのか 画像2" data-asset-id="50466"></figure>上空約7000ｍまで、もうもうと噴煙をあげる御嶽山（27日午後2時ごろ）。長野県と岐阜県にまたがる「日本百名山」のひとつPhoto:時事通信社<h2>沈静化の見通し立たず…最悪の現場で救助難航</h2>「雷のような音が聞こえだし、徐々に窓が灰に覆われ、しまいには真っ暗になり、ヘッドライトをつけないと隣の人の顔も分からないような状態になりました。小屋に『ドーン！』と何かが直撃したかと思うと、屋根や窓を突き破り、噴石が飛び込んできました。リュックの肩ひもが熱風に焼かれ、切れてしまった状態で、命からがら山荘に逃れてきた人もいました。轟音（ごうおん）が響くたびに悲鳴が聞こえていたんですが、次第に小屋にいる人たちは静かになっていきました。このままマグマに呑まれて死ぬ・・その場にいた全員がそう覚悟したんだと思います」