

電撃辞任 ソフトバンク監督 秋山幸二は「監督」より「家族」をとった
メジャーに一番近かった男

10月2日、オリックスとの最終戦に勝利し、リーグ制覇を果たした。「めったに感情を表に出さない」(伊原氏)という秋山が珍しく涙を流した日だった
Photo:時事通信社
「3年前に妻の千晶さんが病気で倒れてからは、看病のためにいつ球界から身を引こうかずっと考えていたようだ。18歳の娘・真凜(まりん)さんもこれからゴルファーとしての活動や大学進学など大事な時期です。’01年に長男を亡くした秋山さんにとって『家族との時間を少しでも大事にしたい』という思いが強いのでしょう」(球団関係者)
今季パ・リーグを制覇したソフトバンクの秋山幸二監督(52)が10月14日、退任することを発表した。
’81年、西武ライオンズに入団。50m5秒台の脚力に遠投120m超と身体能力がずば抜けていた。当時コーチをしていた前西武監督の伊原春樹氏が話す。