

デーブ大久保が熱弁「科学的理論で選手に恐怖とストレスを!」
新人・安楽もベテランも不安に追い込んで鍛える

楽天の本拠地、コボスタ宮城で。秋季キャンプの紅白戦では、負けたチームに球場のマスカットスタジアムから6km離れた宿舎まで走って帰らせるペナルティーを課すという。「ボクの使命は常勝軍団を作ること」と息まく
Photo:黒澤 崇
「体罰は反対です。でも選手には厳しく接しなければいけない。2年ほど前から順天堂の小林弘幸先生(順天堂大学医学部附属病院教授)の教えを受けていますが、厳しく接する効果は科学的に証明されています。小林先生はゴルフの横田真一プロなどを指導する、スポーツ医学の権威。先生の研究によれば、選手を活性化させるためには恐怖や不安、ストレスを与えることが重要なんです。恐怖やストレスとは、殴ったり怒鳴ったりすることじゃない。厳しい練習で選手を極限の状態に追い込み、競争相手に勝とうという意識を持たせることです」