中東から広がり世界へ。ワクチンも治療薬もなし。 高齢者は特に危ない<figure><img src="https://media.friday.gold/image/upload/dpr_2,f_auto,q_auto:eco/if_iw_gt_1280,w_640/v1/assets/2020/10/archive32232_2_l.jpg?__cld_token__=exp=1725837592~hmac=f0b9753d20a1f42fe1c6d42da242f16a1f165854dfb7eaf0e432b5649901d805" alt="エボラより怖い殺人ウイルス「MERS」が接近中! 画像1" data-asset-id="49550"></figure>イスラムの聖地メッカがあるサウジアラビアを中心に流行。予防のマスクは必須Photo:ロイター/アフロ　エボラ出血熱にデング熱、鳥インフルエンザ……。世界を震え上がらせる感染症に、イヤな〝新顔〟が現れた。　中東呼吸器症候群、MERS（マーズ）と呼ばれる感染症が初めて確認されたのはわずか2年前。その名の通り、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)など中東地域を中心として、東南アジアや欧米各国にまで広がりを見せている。