

追悼・菅原文太 仁義あふれる81年 最後の命を燃やした脱原発基地問題

今年1月、講談社内でインタビューに応じる菅原。その内容は佐野眞一著『津波と原発』文庫版の解説として収められた
「大都会で電力をたっぷり使いながら豊かに生きている人たちは、福島第一原発事故の被害者が、『結局、北朝鮮と一緒だったんだ。いい生活ができるからって原発を受け入れたら、こんなひどいことになっちゃった。いま100万円やるからって言われても、北朝鮮に行くヤツなんか一人もいねえよ』という、この言葉をどう聞くだろうか。もしかしたらこの国は、見かけはともかく、実態は北朝鮮よりヒドイことになっていやしないか」