

逃亡協力者の逮捕で現実味を帯びるカルロス・ゴーンの“身柄拘束”

昨年11月、弘中惇一郎弁護士の事務所を訪れるゴーン被告。この時は日産側が用意したと見られる警備会社に尾行され、行動を監視されていた
日産元会長のカルロス・ゴーン被告の近況について、『誰も知らないカルロス・ゴーンの真実』著者で、仏のジャーナリスト、レジス・アルノー氏はこう話す。
「レバノンに住む知人に聞いたところ、ゴーン氏は国内のスキーリゾートを訪れたり、上流階級と大好きなトランプゲームの『ブリッジ』に興じたりと、派手な暮らしを送っています。2月17日夜には、ベイルートを見下ろす高級ホテル『アル・ブスタン・ホテル』のパーティーに妻のキャロル氏と出席したそうです。
ところが、レバノンでも新型コロナが猛威をふるい、外出が厳しく規制されるようになった。そのため、ゴーン氏も以前のようには出歩けなくなりました」