

1兆円イージス・アショア 軍備よりコロナ対策で白紙撤回の可能性

河野太郎防衛大臣はF-15戦闘機や富士山など、個性的なマスクをつけて国会に出席。作成したのは、航空自衛隊広報室だという
「テレビや新聞は、防衛省がミサイル防衛システム、イージス・アショアの新屋(あらや)演習場(秋田市)への配備を断念したと報じ、河野太郎防衛相がそれについて『フェイクニュース』と嚙みついています。ただ、配置場所をゼロベースで見直していることは事実です。
しかも、河野防衛相は水面下でイージス・アショアの配備計画そのものの見直しを検討するよう、幹部に指示を下したといいます。新型コロナで国の財政が厳しいなか、総額で1兆円に達すると言われる防衛設備が本当に必要なのか。河野防衛相が将来の自民党総裁選を見据えて、国民にアピールするのも狙いでしょう」(防衛省関係者)
イージス・アショア配備計画は調査の杜撰(ずさん)さや防衛省の対応のまずさなどから地元の反発を招き、暗礁に乗り上げていた。ジャーナリストの青木理氏が言う。