

短期集中連載 昼めしで 半生 反省 第10回 向井万起男(医師)
「女房は僕の〝人生の師匠〟です」
生まれ変わっても、女房と結婚したい

一人暮らしをしていた10年間をのぞく、約30年間、〝ママ弁〟が昼食。「女房に『妻の愛より母の愛』って言ったら、『当たり前じゃん!』と笑われましたね」
17歳で死に直面し、 自分の弱さを知った
「実はこれ、愛妻弁当じゃないんですよ。92歳の母が作る、〝ママ弁〟なんです」
大ぶりな弁当箱にはエビや芋の天ぷら、ボリュームたっぷりの生野菜などが、もう一つのアルミ製の箱には「何より大好き」な白いご飯がぎっしりと詰まる。