

藤川球児を激怒させた阪神フロントの無能 全部書く
突然の「高知」入りの裏で何があったのか

今年1月、沖縄で兄の順一氏(右端)と自主トレをする藤川球児。高知商時代、兄弟バッテリーで鳴らした
なんちゅう、なんちゅうことをしてくれたんや――ロッテ相手に1点リードで迎えた9回表、和田豊監督はマウンドに背番号「22」を送った。そのポーカーフェイスぶりから「石仏」と呼ばれる、阪神2年目のクローザー・呉昇桓(オスンファン)である。
だが、呉の最大の武器である石直球は軽石よろしく打たれ、阪神ファンは逆転満塁ホームランという悪夢を見せつけられたのだった。呉の前に「22」をつけていた"虎の絶対的守護神"藤川球児(34)が独立リーグ『高知ファイティングドッグス』入りするという悲報がスポーツ紙の1面を飾ったその夜に……。