

スポーツは人間ドラマだ! 第125回 挑発にのったベッカム「痛恨のレッドカード」
’98年6月30日
W杯フランス大会 アルゼンチンvs.イングランド

ベッカムは’13年に現役引退、一方のシメオネはスペインリーグ優勝など監督として大成功を収めている
イングランドとアルゼンチンの対戦は常に激戦になる。
’98年フランスワールドカップで、両者は決勝トーナメント1回戦で激突。アルゼンチンのエース・バティストゥータ(29=当時、以下同)がPKを決めると、イングランドの18歳、マイケル・オーウェンが巧みなトラップと驚異的なスピードを披露する圧巻のゴール。しかし、勝敗を分けたのはW杯初出場のデイビッド・ベッカム(23)が犯した「愚行」だった――。現地でテレビ解説を務めていた宮澤ミシェル氏が伝説の一戦を語る。