

人災 天津大爆発事故は「中国経済崩壊」の引き金か
毒ガス飛散、企業活動停止…

8月15日に天津上空から撮られた写真。オフィスビル群以外にも、約1万7000世帯の住居に被害が出た。彼らは天津以外の地域への転出を希望し、政府に購入価格での住居の買い取りを求めて、抗議活動をおこなっている
まるで隕石が衝突したかのようだ。爆心地(上写真中央)には直径約100mの巨大な穴が空き、周囲には焼け焦げたクルマやコンテナが散乱、ゴーストタウンと化した街には化学防護部隊の姿が――。8月12日深夜、中国・天津の地元企業の倉庫で発生した大爆発事故の被害は、死者114人、行方不明者57人にのぼった(市当局発表・18日現在)。