

中国 PM2.5汚染が深刻化 マラソン大会で7人心臓発作
抗日戦争勝利記念パレードの青空は何だったのか

約3万人が参加した北京マラソン。主催者の喧伝により、大気が極度に汚染されているにもかかわらずマスクをつけているランナーは皆無だった
「天安門広場で測定されたPM2.5の濃度は去年に比べ大幅に改善されている」
9月20日に開催された第35回北京マラソン大会前、主催する中国陸上競技連盟はホームページなどで誇らしげにこう喧伝(けんでん)していた。大気汚染を気にして、例年多くのランナーがマスクを着用して出場する同大会。主催者の言葉を信じ、今年は大半の出場者がマスクをつけずに北京の街を走った。ところが――。