

的を絞らせないサッカーで大勝! 「失敗に学んだ」日本代表の変化の兆し

カンボジア戦では途中出場した本田が試合終了間際、藤春廣輝の左クロスにヘディングで合わせて追加点
11月17日にW杯アジア2次予選のカンボジア戦がアウェーのプノンペンで行われ、日本はメンバーを大量に入れ替えたこともあり、苦戦しましたが、本田圭佑(29)の予選5試合連続ゴールを含めた2対0で勝利しました。その5日前、12日のシンガポール戦は、3対0の快勝。勝ち点を16点と伸ばして2次予選突破に大きくはずみをつけました。前回、6月にシンガポールと埼玉で対戦した際は、シュートを23本打ちながらもスコアレスドローに終わりましたが、12日の試合は危なげない試合運びで格の違いを見せつけてくれました。
シンガポール戦を観て感じたのは、日本の選手たちが前回の課題をきちんと学習し、その反省を生かしているということです。
6月の対戦ではサイドから攻めようという意識が強すぎ、攻撃がライン際に偏っているような印象を受けました。相手も最初からサイドを攻められると分かっていれば対応しやすい。パスを読まれ、日本はなかなかサイドでフリーになれませんでした。これではいくら「ピッチの幅を使う」という意識があっても、空回りしてしまいます。