

本塁ブロック禁止の来季はスライディングが勝敗を分ける

プロ野球では来季から、選手同士の衝突によるケガのリスクを下げるために、本塁でのブロックを禁止するルール改正が行われます。捕手ら守備側の選手は捕球するまでランナーの走路を妨(さまた)げる場所に立つことはできなくなるため、ホームベースの三塁側を完全にあけなくてはならなくなります。これまでのようにベースをまたいで送球を待つことはできず、ベースの前に立ってタッチをしにいくのが基本となりそうです。そうなると走者は当然、三塁から本塁に向かってホームベースの右側を狙うのでタッチまでの距離が長くなり、これまでアウトだったタイミングがセーフになるケースも出てきます。試験的に導入されたみやざきフェニックス・リーグでは戸惑う捕手もいて、「野球が大きく変わる」と話す首脳陣の声も聞こえてきています。